ポジショニングの重要性とリスク
痰が詰まって肺に空気が入らない状態は命に関わることがあります。
適切なポジショニング(体位変換)を行うことで救命の可能性が高まります。
しかし、ポジショニングや体位変換は正しい方法で行わないと逆に危険な状態に陥る可能性があります。
そのため、理論を理解し有効に行うことが重要です。

肺の構造と酸素の取り込み
肺は多数の血管が張り巡らされ、肺胞で酸素と血中の赤血球が結合することで全身に酸素を供給します。
しかし、痰が詰まるとこの過程が阻害され、酸素の取り込みが不十分になります。
肺の構造を理解することで、どのように痰が影響を与えるかを知ることができます。


良い呼吸のための体位
座位
呼吸にとって最も良い体位は、座っているか立っている体位です。
これは、重力によって、肺上部は、肺胞が引き延ばされ、肺胞が伸びるスペースがないため、酸素の取り込みの機能が低下し、下部は肺胞が、膨らむスペースがあり新鮮な空気を取り込めるためです。
また、肺上部での、静水圧が低く、下部では静水圧が高くなります。
これは、重力の影響で肺の上部の血流が少なくなり、下部では血流が多くなります。
そのため下部の方が酸素の受け渡しがしやすくなるのです。
側臥位
肺痰のため、痰のつまっている方の肺を上にすることで気管の方に重力をつかって移動させることも大事になってきます。
痰を排出してコンディションをよくしていくことも大事になってきます
まとめ
痰が詰まった場合の対処法として、適切なポジショニングが重要です。
肺の構造や呼吸に最適な体位、血液の循環と重力の影響を理解し、正しい方法で体位変換を行うことが求められます。
一般の人でも行うことができるポジショニングを学び、緊急時に備えることが大切です。