評価

立位姿勢のポイントとは?

立位姿勢のポイント

足部と身体の動きの連鎖

 

足部 下腿(脛骨) 骨盤 肩甲带
回内 内旋 外反 下制・後方回旋 拳上
回外 外旋 内反 挙上・前方回旋 下制
足部を回内すると、母趾方向に体重量を向かわせ、蹴り足とすることが出来る (運動性優位)。 一方、 回外すると剛性が高くなる(支持性優位)。

足部過回内・過回外と身体の動きの連鎖

足部 骨盤 肩甲带
過回内 挙上・前方回旋 下制・前方回旋
過回外
挙上・後方回旋
下制・後方回旋

過度の国内をすると柔軟性が大きくなりすぎ、過度の回外では柔軟性が消失し、全足底が接床できず支持性や運動性の低下をきたす

toe in

足部が内を向くため小趾方向に身体重量を向かわせやすい。
股関節内旋位となるため周囲組織はタイトな状態となり反対側の歩幅を伸ばせなくなる。
支持性に優れている。

toe out

足部が外を向くので母趾方向に身体重量を向かわせやすい。
股関節外旋位となるため周囲組織はルーズな状態となり反対側の歩幅が大きくなる。
蹴り足として運動性に優れている。

外反膝

脛骨は内捻し、外反股 (頸体角が大きい)となる。
脛骨内捻のため toe inで接地する。
小趾方向で蹴り出すため歩幅が小さい。
基底面が狭く外方バランスが低下するので距骨下関節の回内で補償しようとする。

スラスト (thrust) 現象

変形性膝関節症 (OA)などで、膝関節が内反変形していると、踵接地直後に膝 (脛骨)が急激に 外側へ動揺する。
これを外側スラスト (lateral thrust) という。
逆に、外反変形していると、膝は内側に動揺する。
これを内側スラスト (medial thrust) という。
スラストにより膝の内反・ 外反変形は増悪する。

脊椎後弯による下肢の変形

脊椎後弯により重心が後方化し、 身体の前方への回転モーメントが大きくなる。
変形による伸展可動域制限があるので、体幹支持機構が阻害される。
下肢機構によりこれを代償しようとして骨盤 後傾、膝関節内反・ 屈曲・外旋変形が起こる。

胸椎後弯による下肢の変形

胸椎後弯により重心が後方に移動、腰椎の前弯が増強し、骨盤が前傾、膝関節内反・伸展・外 旋変形をきたす。


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makoto
one stepの団体は、福岡の理学療法士の団体です。 5年目~15年目までの特に手技に特化した集団が集まり記事を投稿しています。 名前:one step 性別:男性、女性、 年齢:27~45歳まで 職業:理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、柔道整復師 職種:整形外来、回復期、老人保健施設、療養、訪問 出身:北海道、福岡、山口、京都 手技:SJF、FTX、ドイツ徒手、筋膜リリース 家庭:独身、既婚者、バツイチ、、、いろいろいます ブログ:いろんな人に見てもらえる、情報の発信場にしたい!! one stepの夢:いろんな人との情報共有!