実習を乗り越えるためのガイド
実習に行く前には不安や悩みがつきものです。
特に、理学療法士を目指す方々にとっては、実習が大きな壁となることが多いでしょう。
しかし、適切な準備と前向きなマインドセットを持つことで、その不安を軽減し、実習を有意義なものにすることができます。
この記事でわかることは、
・現役の理学療法士が実際に感じた不安や悩みを解決するための具体的なアドバイスをお届けします。
・積極的に質問しよう!!
・レポートの書き方は?
・評価実習と臨床実習の目的は?
これから実習に臨む方、現在実習で悩んでいる方にとって役立つ情報をたくさんご紹介します!!
前向きなマインドセットを持つことの重要性
目的
前向きなマインドセットを持つことは、臨床実習での学びを最大限に引き出すために必要です。
自信を持ち、失敗に落ち込まず、常に学びを求める姿勢で臨みましょう。
前向きな人は問題を解決するために柔軟に変化し、新しい状況に対応しやすいと言われています。
具体例
例えば、実習中に患者とのコミュニケーションに悩んだとします。
しかし、前向きなマインドセットを持つことで、その経験を振り返り、次の機会にはどのように改善できるかを考え、実践することができました。
このように、失敗を恐れずに挑戦し続ける姿勢が大切です
実践方法
前向きなマインドセットを持つためには、まず達成すべき目標を立てましょう。
目標が個人の夢や人生の目標に沿っているほど、成長するためのマインドセットを持ちやすいです。
次に、マインドマップを作成しましょう。
明確にした目標を実現するために、紙の中心にテーマを置き、そこから発想されるアイデアや思考を放射線状に線で結んでいきます
質問を積極的にしよう
目的
臨床実習中に専門的な知識や技術を身につけるためには、わからないことを積極的に質問することが重要です。
具体例
治療計画の立て方がわからない場合、質問することで、具体的な手順や注意点を学ぶことができます。
実践方法
実習中に疑問が生じたら、すぐに質問するようにしましょう。質問の内容をメモに残し、後で復習することで知識の定着を図ることができます
レポートの書き方は?
目的
SOPEレポートでは、患者の状態や治療プラン、治療の評価を正確かつ詳細に記述することが重要です。
具体例
ある患者の治療計画を立てる際に、過去のSOPEレポートが参考になります。詳細な記述があることで、現在の治療計画に役立てることができます。
実践方法
SOPEレポートの書き方に慣れるためには、日々の実習での観察や治療の結果を詳細に記録する練習を積み重ねることが大切です。
評価実習と臨床実習の目的は?
臨床実習では、評価を終わらせその次の治療へ進むのが達成項目です
実習の直前になれば、先生から詳しい事項が伝えられるはずです
評価実習の目的は?
- 理学療法士として必要な知識・技能・態度を習得しているかを評価すること
- 自己評価や他者評価を通じて自己成長を促進すること
- コミュニケーションスキルを身につけること
評価実習では、アセスメントや治療計画の作成、治療の実施、評価、記録などを行うことが求められています。ということは、正しい評価とケースレポートでの統合と解釈ができればOKです。
臨床実習は?
- 必要な知識・技能・態度を実践的に習得すること
- 理学療法士の実践力を身につけること
- コミュニケーションや協働のスキルを磨くこと
臨床実習は、評価を終わらせ治療へ進むのが目的です
適切なアセスメントや治療計画の作成、治療の実施、評価、記録などを行うことが求められます。
1年生の実習は?
1年目は、見学実習になります。
見学実習では、「リハビリとは?」「理学療法士とは?」について吸収することが目的であり、細かな知識よりも「意欲」が求められます。
沢山質問したり興味をもって見学すればOKです。
1年生の見学実習で困ったことは、脳卒中や大腿骨頸部骨折など、代表的な疾患は名前と特徴は確認してから行きましょう。
「PTの実習は厳しい」「鬼バイザー」なんて言葉は今でも聞きますが、厳しいバイザーは今は殆どいません
デーリーは、見学実習も評価実習では、 一日の流れ ・見学内容(疾患や装具の名前など) ・課題(自分で調べたこと、参考書で調べてたことなど) ・感想 ・明日の目標 ・参考文献 で提出していました。
実習の心構え気は、笑顔でハキハキと返事し、患者様にも物怖じせずにコミュニケーションをとれれば頑張りを認めてくれます
分からないことは、なんでも質問してください
ちなみに、バイザーは「〇〇さん」ではなく「〇〇先生」と呼ぶのが正解です
まとめ
前向きなマインドセットを持つことが臨床実習を有意義にするために重要です。
自信を持ち、失敗を恐れずに挑戦し続ける姿勢を持ちましょう。
また、質問を積極的に行い、先輩からのアドバイスを受け入れることで、自分のスキルアップにつなげていくことができます。
理学療法士としての実践力を養うための臨床実習での成功のポイントを紹介しました。
自信を持って実習に臨み、失敗を恐れずに実習生活を乗り切りましょう