「なぜ理学療法士の中にはマッサージを嫌う人がいるの?」
と思ったことはありませんか?ツイッターなどで「もみもみ」を批判する理学療法士が多くいますが、なぜきらっているのでしょう?
ここでは、なぜ療法士が、もみもみを嫌うのか?
本当にダメなことか?ここでは、具体的に説明します。
この記事の信頼性!!
lucky
✔理学療法士25年目
✔専門学校教師
✔教員生活15年目
理学療法士がマッサージを嫌う理由は?
- 症状の原因を正確に把握せず「もみもみ」による施術は、症状の悪化や回復の遅れを招く可能性があるという意見。
- 「もみもみ」だけでなく、適切な評価や治療法を行わない理学療法士による施術が横行している。ただもんでいるだけの人が多い。
- 「もみもみ」は、痛みやコリを和らげる効果があるが、効果が長続きしないため、症状を解消する根本的な原因を改善することができない。
- 理学療法士は、医療従事者としての職業倫理に基づいて、適切な評価や治療法を提供することが求められるという意識があるため、「もみもみ」による施術がその基準に合わないと考える方もいるかもしれません。
では法律はどうなっているの?
「理学療法士及び作業療法士法」1)、「理学療法士及び作業療法士法の解説」(以下、法の解説と略)2)によると、
リハビリが行う、身体に障害がない人に対するマッサージや、回復を目的としていないマッサージは理学療法の範疇外なんですよ。
でも、身体に障害がある範囲は広くて、内科的な問題や外科手術後の一時的な障害も含まれます。だから、理学療法士がマッサージをするかどうかは、身体に障害がある人であるか、そしてその目的が基本的動作能力の回復にあるかどうかによって判断されるんです!
理学療法士ガイドライン参照 Microsoft Word – 14-1理学療法士ガイドライン120401 (japanpt.or.jp)
文献ではマッサージの効果はどういわれているの?
- Preyde M. (2003). Effectiveness of massage therapy for subacute low-back pain: a randomized controlled trial. CMAJ, 169(12), 1063-1068.
- Moraska A. (2005). Sports massage: a comprehensive review. Journal of Sports Medicine and Physical Fitness, 45(3), 370-380.
これらの文献では、マッサージが筋肉や関節の柔軟性や血行を改善し、痛みや緊張を緩和する効果があるといわれています。
どのような状態ならマッサージをしていいの?
上司・同僚にマッサージをしてても文句を言われない為にはどうしたらいいのか?
悩んでしまいますね(*^-^*)
では、マッサージをするためには?
医師の指示が必要
疼痛などに対してマッサージが必要と評価する
炎症や腫れがないこと
が考えられます。
【重要なポイント】
・理学療法士がマッサージを嫌う理由には、適切な評価や治療法を行わないで何も考えずマッサージのみしている理学療法士が多いため。
・マッサージが効果的であることが文献で示されているが、適切な評価や治療法が必要であることが強調されていが行うことが出来てない人が多い。