呼吸器モードと観察ポイントの解説
今回は呼吸器のモードとその観察ポイントについて詳しく解説します。
呼吸器のモードは患者さんの状態に合わせて選択され、正確な設定が重要です。
以主なモードと観察ポイントをまとめてみました。
1. アシスト/コントロール (A/C)
自発呼吸が全くない患者さんや、まだ自発呼吸が弱い人に適用されます。
換気方式:
設定された回数で強制換気を行います。
自発呼吸があれば、そのタイミングで強制換気をサポートします。
特徴:
設定された換気量が維持されます。すべてが強制換気です。
観察ポイント：
患者さんが苦しそうにしていないか、呼吸器との同調性を確認します。
2. 持続的気道陽圧 (CPAP)
自発呼吸がないと使用できません。
換気方式:
患者さんの呼吸に合わせて一定の陽圧をサポートします。
特徴:
患者さんの呼吸のタイミングに合いやすいです。
自発呼吸がないと使用できません。
観察:
患者さんの呼吸のタイミングに合っているかを確認します。
3. 同期的間欠的強制換気 (SIMV)
自発呼吸があれば、そのタイミングに合わせて呼吸をサポートします。
換気方式:
設定された回数までは強制換気を行い、それ以上の呼吸は自発呼吸となります。
特徴:
自発呼吸と強制換気が混ざるため、タイミングがあいにくいことがあります。
観察:
自発呼吸と強制換気の同調性を見ます
まとめ
モードの選択は患者さんの状態に合わせて行い、適切な換気量を確保することが目的です。
モードのポイントを知ることで状態を知ることが出来ます。
本日は読んでいただきありがとうございます！！
